洗浄フィーダとは
- 機械加工部品、金属、非金属、プラスチック、など様々な部品を自動的に洗浄し排出姿勢を規正、 整列させ後工程に供給する事が目的とした装置。
- 洗浄フィーダは、振動体、二層式洗浄槽、ろ過装置、加熱ヒータ、コントローラ、の五つの要素で構成される。
背景技術
各種機械或いは自動車等の切削加工部品等は、その切屑及び切削油がこれら加工後の部品に付着しているが、これらを完成品又は次工程にまわす為には、この切屑及び切削油を洗浄して取り除く必要があり従来は洗浄機が高額かつ大型である為一台の洗浄機を共用して使用する事により、製作される各種の部品を洗浄機で洗浄していた。 この様に一台の洗浄機で多品種の部品を洗浄する場合には、部品ごとに専用の洗浄用容器に入れて洗浄した場合であっても、部品同士の混入する事があり後の工程に支障をきたす場合があり、更には異種の部品が混入したまま出荷される事もある。 更に、この洗浄機による場合は洗浄機に加工後の部品を運搬する労力や時間が大きく、人的コストも大きいものであった。 上記(図1)の様に整流性を考慮し設備を直列配置した場合であっても、計8回の物流必要となり、8回のリスク背負いながら運営行っているのが一般的なライン構成。 しかし(図1)で使用しているパーツフィーダを洗浄フィーダに変える事で(図2)の様に直列配置された設備であれば物流は発生しない、従って物流におけるリスク、工数も無い、又(図3)の様な工場の環境及びスペース上、設備を直列配置出来ない場合であっても、物流は3回、最小限で発生するが直線的で且つ見通しの良い効率的な生産ラインの現実が可能となる。洗浄フィーダの特徴
1)生産現場に置ける省人力化- 物流コスト削減、リードタイムの最短化(ジャスト イン タイム)実現
- 生産ラインでの人的ミス(誤品混入等)防止
- 生産ラインでの有人から無人化(自働化)へ24h生産可能
- 人権費の低減
- 生産計画、推進状況、生産管理、の把握が容易
- 省エネ効果
- 小さなスペースに設置可能(コンパクト)
- 生産ラインに材料(加工待ち)の置き場が不要
- 洗浄液、及び廃液の低減
- 洗浄及び供給排出時の騒音が極めて小さい