パーツフィーダーなら大阪府守口市の株式会社シマテックへ。2年間保証・返金・返品保証致します!

ボウルに振動を起こす発振体(本体)には、様々な駆動方式があります。もっとも一般的なのが、電磁式パーツフィーダです。電磁式パーツフィーダは、アメリカのシントロン社の特許が切れたことにより、急速に広まりました。 電磁式パーツフィーダのほかに、京都モートロン社のモートロン・東芝が開発して各社から発売されているピエゾ式・デクスター社のデクスター・神鋼電機のディアルモーション等があります。NTNでは、電磁式パーツフィーダを採用した、独自の特徴的な発振体を発売しています。それぞれ長所と短所があり、どれを採用するかは使用条件やコストなどのクライアントのニーズを総合的に判断してパーツフィーダメーカーが決定することであると思います。 ですので、ユーザーが初めから推測で本体を決めて、そのメーカーに問い合わせる必要はありません。まずは、身近なパーツフィーダメーカーに相談して、要望を伝えることが先決です。良心的なパーツフィーダメーカーなら、自社のパーツフィーダ本体を無理に売りつけることはしないはずです。パーツフィーダ業界は、横のつながりがありますので、他メーカーの製品も仕入れすることができます。肝心なのは、ベストな提案ができるメーカーを選び、アフターサービスも安心できるメーカーを選ぶことだといえます。

パーツフィーダ(部品供給装置)本体の種類

電磁式パーツフィーダ

電磁コイルと板バネで構成されたもっとも一般的なパーツフィーダです。 駆動方式によって、下記に分類されます。
  • コイル配置方法
    • 縦引き・・・神鋼電機製 シマテック製 他多数 (コイルは1個で縦に配置)
    • 横引き・・・NTN製 他 (コイルは複数個で横(水平)に配置)
  • 変換方式
    • 半波方式・・・旧神鋼電機製 他多数 1分間に3000回/3600回(50Hz/60Hz)の振動数。半波方式は、振幅幅が大きいので搬送能力に優れています。取り扱いも簡単で、バネも少なくてすみます。また選別の簡単なワークに採用される事が多い。全波方式に比べ比較的安価です。φ400を超えるパーツフィーダでは、半波方式を採用することが多くなります。
    • 全波方式・・・NTN製 シマテック製 他多数 1分間に6000回/7200回(50Hz/60Hz)の振動数。全波方式は、振動が細かいので、微小ワークやシビアな選別が必要な場合に適しています。ワークに対しても優しい振動です。 しかし、ボウルに剛性を持たさなければ、ビビリを生じたり、ワークの進みが悪くなったりしますので、補強のためリブをしっかり設けます。バネは半波方式より、同じ厚みで換算して、経験上6~8倍必要だと思います。半波方式に比べ、コストがかかります。全波方式は、比較的ボウル径の小さいパーツフィーダに採用されることが多いといえます。
    • 高周波パーツフィーダ・・・NTN製 神鋼電機製 他 インバータコントローラを使用することによって、250Hz~350Hzの周波数で振動数を1万回以上発生させます。微小ワークに採用されます。
    • デュアルモーション・・・神鋼電機製 コイルと板バネを縦と横に配置し、旋回方向を自在に変更できる全く新しいパーツフィーダシステム。騒音が静かで、搬送能力に優れています。オドリも抑えられるので、供給能力が向上します。

モーター式パーツフィーダ モートロン製

水平運動のみで駆動します。振動調整不要で、電源の影響も受けず、騒音も少ない。ツーリングは、直線のシュート部のみで行います。したがって、ワークの段取り変えが容易です。

圧電素子(ピエゾ)式パーツフィーダ 東芝・産機製

振動調整不要で、電源の影響を受けません。省エネルギーです。

複合回転円盤パーツフィーダ デクスター製

ワークの高速供給を可能にします。非振動で低騒音。独特のツーリング技術が必要です。  

その他の部品供給方法

ドラムフィーダ

ドラムをモーターで回転させながら、直進フィーダのシュート部にワークを落として、必要姿勢のワークのみを拾って供給する方法です。通常のパーツフィーダ・直進フィーダのセットに比べて、格段にコストを低く抑える事ができます。樹脂製で小さく、選別が簡単なワークや、ネジ類・ピン等には適しています。

かき揚げ式ホッパ

ホッパ部の中にあるコの字型の板が、上下運動してワークをシュート上に供給します。ボルトやネジの供給に多く使用されます。

リターンフィーダ

原理的には、直進フィーダを向き合わせて配置して、回収・選別を行います。小さいワークには、使用できます。
example_title

PAGE TOP