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直進フィーダの種類

パーツフィーダと同じように、駆動方法は、電磁式(全波方式・半波方式)・圧電素子(ピエゾ)式があり、取り付け方法によって、下記に分類されます。

固定型(直取付型)

直進フィーダの下部ベースと架台のベースを直接固定します。振動が直接架台に伝わりますので、小さい直進フィーダにしか採用されません。厚みのある、しっかりした架台とベースが必要です。

板バネ防振型

直進フィーダの下部ベースと架台のベースが、板バネを介して固定されます。直取付型ほどは、振動は伝わりにくいですが、厚みのある、しっかりした架台とベースを使用しないと振動が逃げて、進みが悪くなります。直進フィーダの揺れが少なく、パーツフィーダと直進フィーダの乗り継ぎ部や、直進フィーダと機械との間でシビアな受け渡しが必要な場合、有利です。

ゴム防振型

直進フィーダの下部ベースと架台のベースが、ゴム足で固定されます。比較的大きい直進フィーダに採用されます。振動調整が容易で、振幅が出しやすく、架台やベースにもあまり剛性を必要としません。しかし、ゴム足固定のため、直進フィーダの揺れが大きいので、微小ワークや乗り継ぎ部の受け渡しがシビアな使用条件には不向きです。

直進フィーダの調整の仕方について

  1. コイルとI型とのギャップは、0.6~1.0mmの範囲でなるべく少なくする。
  2. 各ボルトはぎゅっと音がするくらいにきつく締める。
  3. 板バネは、なるべく前後同じ枚数にして、少し前を多めにする。
  4. バネ乗数は3乗。例えば、1.2tのバネ3枚と2tのバネ1枚では、どちらが強いかというと、1.2t3枚は、(1.2×1.2×1.2)x3=5.184。 2t1枚は、2x2x2=8。
  5. バネの角度やウエイトを変える事によって振動が良くなります。例えば、バネの角度を寝かすと振動が荒くなりますが、よく進みます。逆に立てると微振動になりますので細かいスムーズな進みになります。(但し、後のバネの角度は22度~25度寝かして下さい)ウエイトは重くする程、(バネが増え)振動が強くなります。
  6. 振動数は、50Hzで6,000回、60Hzで7,200回になり、周波数が高い程、細かい振動が出ます。(全波の場合)
  7. バネのボルトを1本緩め、振動が上がる場合(バネが強い)は、バネを減らして下さい。逆にボルトを緩め、振動が落ちる場合(バネが弱い)は、バネを増やして下さい。
  8. 共振点より少しバネが強めの方が、振動が安定し、変動が少ないのでお勧めします。(例えば、60Hzの場合は、61Hz位が共振点になるようにする。)
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